日出町の八津島神社にて、高さ約20mのイチイガシ2本の特殊伐採を行いました。対象木は社務所の屋根や参道の上へ枝を伸ばしており、木の老朽化により大きな枝が参道へ落下したことをきっかけにご相談いただいた現場です。

現場状況
- 地域:日出町
- 樹種:イチイガシ
- 高さ:約20m
- 本数:2本
- 周辺状況:山・神社社務所・神社参道
- 重機:進入路が狭小のため進入不可
- 施工方法:ロープアクセス・リギング
境内には大きな樹木が多く残り、今回のイチイガシも長い枝を社務所や参道側へ伸ばしていました。参道は日常的に人が通る場所であり、屋根へ掛かる枝についても、そのまま落とすことはできません。

重機が入れない境内で、枝の動きをロープで制御
進入路が狭く重機を使用できないため、ロープアクセスで樹上へ入りました。大きな枝は切断後にそのまま落とさず、リギングロープを取り付けて荷重と振れを管理し、社務所の屋根や参道へ接触しないよう段階的に切り下ろしました。

特に大径枝は重量があるため、切る位置だけでなく、吊り点・支点・枝の重心を確認しながら作業を進めます。境内の建物や石造物、人の通る場所が近い社寺の高木では、枝をどこへ落とすかではなく、切った枝をどのように安全に動かすかが重要になります。

屋根掛かりを解消し、参道へ光が入る境内に
屋根に掛かっていた枝と参道直上の枝を整理し、作業後は社務所周辺の圧迫感が減り、参道にも光が落ちるようになりました。

当日は宮司様をはじめ氏子の皆様も、地上で枝の整理や伐採作業に参加されていました。普段から小さな木は皆様で手入れされているとのことで、広い境内と多くの樹木を地域で守り続けていることが伝わる現場でした。
社寺の大木は、長年その場所の景観をつくる一方、老朽枝や屋根掛かり、参道への張り出しなど、年月とともに管理が難しくなることがあります。大分特伐では、残す木と整理する枝を確認しながら、重機の入れない境内でもロープを使用して対応しています。
光射し
風抜ける
皆 笑顔