

連休前のゲリラ豪雨により、斜面に生えていたナナミの大木が倒れ、町道を完全に塞いだ現場です。
倒木後も根の一部が地盤に残っており、木は完全には地面へ着地していませんでした。さらに豪雨直後で崖の地盤も緩んでおり、倒木には荷重やねじれによる力が残った、非常に不安定な状態でした。
このような半宙吊りの倒木を不用意に切ると、残っていた力が一気に解放され、幹が跳ねる・回転する・滑落するといった危険があります。
そのため今回は、倒木へ直接無理に近づくのではなく、山側上方の立木を利用してロープアクセスでアプローチ。
まず半宙吊りになったナナミをロープで固定し、木の状態と荷重方向を確認しながら、安全に扱える大きさへ少しずつ切り分けました。
一度に切断するのではなく、木に残っている内部応力を段階的に解放しながら伐採を進めることが、この現場で特に重要なポイントでした。
伐採・搬出完了後、塞がれていた町道は無事に開通しました。
豪雨や台風後の倒木は、見た目以上に危険な場合があります。完全に倒れているように見えても、根・枝・周囲の木などに力が掛かり続けていることがあり、切断した瞬間に予想外の動きをする可能性があります。
大分特伐では、こうした自然災害による倒木・斜面の危険木・重機が入りにくい場所の緊急伐採にも対応しています。
屋根や電線に掛かっている高木、建物に近接した樹木、重機が入らない場所などは、現場条件によって施工方法が大きく変わります。
大分特伐では、現場の状況を確認したうえで、その場所に適した施工方法を検討しています。